today2018.11.26

何に投資すればいいの? 投資先を決めるための3つの簡単な方法

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投資は自己責任です。
くれぐれも無理をしない範囲で、自分でよく確認してから判断してくださいね。

投資の成否はアセットアロケーションで「8割以上決まってしまう」

引用元: 正田圭

いざ投資をはじめようと思っても何に投資すれば良いかわからないのではないでしょうか。
引用した正田圭さんはファイナンス(金融)に関する著書もある著名な実業家です。
「アセットアロケーション」という言葉をはじめて聞いたかもしれませんが、「どこにどれだけ投資するか」という意味です。

株、債券、金、仮想通貨、不動産、投資信託…
世界には様々な投資対象があり、それぞれ特性が違います。

何に投資をすれば良いのかタイプ別に3つの方法をご紹介します。
その方法はこちら。

checkPOINT

1.バランス型の投資信託1つを買う
2.年齢に応じて株式1つ、債券1つ、合わせて2つの投資信託を買う
3.分析ツールを使い、適切な投資配分を調べて投資信託を買う

それではこの方法を具体的に見ていきましょう。

【大前提】すべての人へ:投資信託を買おう

投資の世界には数え切れないほどの金融商品、つまり投資先があります。
その中でも投資初心者の方には投資信託をおすすめしています。
投資信託とは「詰め合わせセット」です。
日本の企業の株を詰め合わせた投資信託、アメリカの債券を詰め合わせた投資信託など種類はたくさん。

特に私が好み、あなたにも購入してほしいのが市場の指標と同じ動きをするインデックス型の投資信託です。
インデックス型の投資信託で投資を始めることで投資の感覚が掴めますし、下手に自分で株などを売買するよりも安定したリターン(利益)を得ることができます。

なぜ初心者の方にインデックス投資がおすすめなのか、詳しい理由をこちらの記事をご覧ください。

投資初心者におすすめなインデックス投資ですが、証券会社のサイトを見るとわかるように様々な種類があります。

全く何も考えたくない人:バランス型投資信託

どこに投資するか何も考えたくないという方におすすめなのがバランス型投資信託です。
その名の通り様々な対象にバランス良く投資してくれる投資信託
分散して投資することで一気にお金がゼロになってしまうリスクを減らすことができます。

具体的にはこのような投資対象の分類があります。

  • 日本:先進国:新興国
  • 株:債券:不動産(リート)

メジャーなバランス型投資信託ではこれらの投資対象を複数組み合わせます。
例えば株に限っても日本株と先進国株をまとめて投資しているんです。
そうすることで日本の景気のみに左右されず安定したリターンが見込めますよね。

私がいつも使っているSBI証券にはこのようなバランス型の投資信託がありました。

  • 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  • 大和-iFree 8資産バランス
  • 三井住友TAM-SBI資産設計オープン(資産成長型)

それぞれの投資信託がどの対象にどれだけ投資しているかは証券会社のページに記載されています。
ご自身でリスクとリターンを確認してみてくださいね。
この中から1つ選んで毎月コツコツ投資をしていけば間違いはないでしょう。

ちなみに私は圧倒的な手数料の安さでeMAXISシリーズがお気に入りです。

投資先を考えるのは億劫だという方にはバランス型投資信託を1つ選べば最低限は大丈夫です。

ある程度考えたい人:年齢に応じたリスク具合

どれだけのリスクを受け入れられるかは人それぞれです。
そのリスク許容度を計る目安になるのが年齢です。

バリバリ働いている若い独身の方は自由に使えるお金があり、投資に回せる余裕もあります。
しかし、結婚をして子どもが生まれるとそうではありません。教育費に食費、大きな家に引っ越すかもしれません。そうは言ってもある程度資産を増やしたい…。
いずれ子育ても落ち着いて仕事を引退するときが訪れます。そうなると大きいお金を手にするというより老後の資金が気になりませんか?

人によって必要なお金の量とリスク許容度は変わりますが、ライフステージの変化である程度目安が立てられそうですね。
年齢を元にしたとても簡単な投資先の決め方があるんです。
初心者の方でも投資しやすい株と債券の割合を決める方法です。
それがこちら。

  • 株式の割合=100 - 年齢
  • 債券の割合=年齢

この割合で投資をすると、年齢が若いほどハイリスク・ハイリターンの株式が多く、歳を重ねるほどローリスク・ローリターンの債券の割合が増えていきます。
楽天証券作成の図がわかりやすかったのでこちらに貼っておきます。

株は何割?すぐできる!わたしの「資産配分」計算式|楽天証券
株は何割?すぐできる!わたしの「資産配分」計算式|楽天証券

年々債券の割合が増えていっていますね。

しかし「株」と「債券」といっても何を買えば良いのかわかりませんよね。
そんなときにもインデックス型の投資信託が活躍します。

株と債券それぞれに投資できる投資信託をご紹介します。

まずは株から。

  • 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • 楽天-楽天・全世界株式インデックス・ファンド
  • SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド

続いて債券はこちら。

  • SBI-EXE-i先進国債券ファンド
  • フィデリティ-フィデリティストラテジックインカムファンド資産成長型D為替ヘッジ無

株から1つ、債券から1つ選び年齢に応じた割合で購入すると良いでしょう。

もっと具体的に投資先を決めたいという方は次の「アセットアロケーション分析」を試してみてください。

しっかり考えたい人:アセットアロケーション分析

どの投資対象にどれだけの金額を投資するのかを決めることを「アセットアロケーション」といいます。
実は持っている資産を最適に配分する方法はある程度数学的に決めることができるんです。
専門用語で「効率的フロンティア」と言いますが、投資先の組み合わせによっては同じリスクでも大きなリターンを得たり、反対に同じリターンでも小さいリスクで運用することが可能です。

効率的フロンティアを求めるのは高度な数学の分析が必要です。
しかし、世の中には便利なツールがあるんです。

操作がわかりやすく、グラフで表示しれくれるツールがこちら。
長期投資予想/アセットアロケーション分析|ファンドの海

持っている投資資金をどこにどれぐらい投資するかを入力すると想定されるリターンとリスクが算出されます。
リターンとリスクは過去のデータを使用しているので信頼できるでしょう。

それではアセットアロケーション分析ツールの具体的な使い方です。
このURLにアクセスしてみてください。


すると、上のほうにどこにどれだけ投資するかを入力できる欄があると思います。

具体的に10万円を投資する例です。

長期投資予想/アセットアロケーション分析|ファンドの海
長期投資予想/アセットアロケーション分析|ファンドの海

  • 日本債券:1万円
  • 日本株式:3万円
  • 先進国債券:1万円
  • 先進国株式:4万円
  • 新興国株式:1万円

株式、特に先進国が多めの配分です。
2018年11月時点でこの配分での1年のリターンは4.82%、リスクは14.61%になりました。
ざっくり言うと年に4.82%ずつ増えるという予測。リスクはそこからずれる可能性(ブレ幅)です。

そして、どのような投資が理想か。
リスクが小さく、リターンが大きい配分が最高
そんな投資ができればすぐにできれば良いですが、そんなの誰にだってできません。それは投資銀行やプロの投資家でも同じ。

自分が決めた投資先の配分が最適なのかどうか確かめるのがアセットアロケーション分析です。
先程のページを下にスクロールしてみてください。
「4. アセットアロケーション分析」という項目がありますね。

先程の先進国株式が多めの配分ではこのようなグラフが出ました。

長期投資予想/アセットアロケーション分析|ファンドの海
長期投資予想/アセットアロケーション分析|ファンドの海

このグラフの横軸はリスク、縦軸はリターンで、青い点が様々な配分を表しています。
そのうち赤い点が私が選んだものです。

最適な投資は「リスクが小さく、リターンが大きい」とお伝えしましたね。
このグラフからどう見るかというと、以下の2つです。

  1. 赤い点を真上に移動→リスクが同じでリターンが大きい
  2. 赤い点を真左に移動→リターンが同じでリスクが小さい

この2つが現在より良い配分の投資になります。
(厳密に言うとグラフの左下から右上へ青い点を繋いだ上辺が最も最適です)

それでは投資配分を変えて赤い点が動く様子を見てみましょう。

長期投資予想/アセットアロケーション分析|ファンドの海
長期投資予想/アセットアロケーション分析|ファンドの海
  • 日本債券:2万円
  • 日本株式:1万円
  • 先進国債券:2万円
  • 先進国株式:1万円
  • 新興国株式:4万円

日本と先進国の株式の割合を減らし、債券と新興国株式の比率を増やしました。

アセットアロケーション分析のグラフはこちらです。

長期投資予想/アセットアロケーション分析|ファンドの海
長期投資予想/アセットアロケーション分析|ファンドの海

先程のグラフより赤い点が上に移動したことがわかりますか?
ちょっとわかりづらいかもしれないので具体的な数字を比較してみます。

  • リターン:4.82%→5.58%
  • リスク:14.61%→14.27%

なんと、投資先の配分を変えることでリターンを増やし、リスクを減らすことができました
購入するものは同じでもその配分を変えるだけで0.7%のリターンをより安定的に増やすことができました。
10万円投資した場合年に700円の違いですが、チリも積もれば山となる。小さい違いが後に大きな差を生み出します。

まとめ

どこに投資するかわからない、決められない方にこれらの3種類の方法をご紹介しました。

checkPOINT

1.バランス型の投資信託1つを買う
2.年齢に応じて株式1つ、債券1つ、合わせて2つの投資信託を買う
3.分析ツールを使い、適切な投資配分を調べて投資信託を買う

ご自身がどれぐらい投資先を選びたいかによって3つのうちどの方法を使うかを決めてみてくださいね。